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  色の不思議 色にまつわるあれやこれや。  
 
暮らしに色・いろいろ
  色にも意味あり
  部屋の中にいて、例えば、その部屋の色合いが暖色系でまとめられているのか、それとも寒色系なのかで、同じ温度でも体感温度は摂氏3度ぐらい異なると言われています。(人が感じる温度感は、同一色でも明度や彩度に影響される為、個人差もあります)。最近では、家の設計、また、自分で部屋の色合いをコーディネートする(インテリア等で)際に、色彩を重要視することが求められています。浴室などは夏に設計すると青を基調にしますが、これでは冬は寒々しくなります。人が生活する空間では、暖色、寒色のどちらかでの極端なコーディネートはさけるのがいいと思います。冷房費や暖房費にも影響を与えます。色相環で暖色と寒色の中間に位置する黄緑や緑、青紫、紫、赤紫などは中性色と呼ばれるもので、極端な温冷感はありません。色の発する情報を人間は、五感を通じて受け止めるので、様々な「感情」や「気持ち」が生まれて来ます。季節に合わせて、衣替えのように空間の色合いを変えていくなら、大袈裟なものではなく、カーテンやカーペット、テーブルマットなどで簡単にコーディネート出来るものがいいでしょう。
   東名高速道路などを走っていると、何度となく通るトンネル。長いものもあれば、短いものもありますが、共通しているものがひとつあります。それは、あのオレンジの光。トンネル内は、必ずこのオレンジ色が使用されていて、青や緑、赤等は見る事がないはず。どうして、オレンジ色なのか。これには訳があります。昼間であれば、明るい日ざしから、急に暗い所に入った場合、目のなれが追い付かない場合があります。また、逆に暗い所から出る際にも、急に明るくなるとまぶしく感じて目を細めてしまいます。そのため、どちらの場合にも、運転手にやさしい色でないと事故に繋がります。人間が色を認識する場合、色の波長を目でとらえ、脳に指示を出し認識します。その、色の波長がもっとも優しく、ゆるかなものがオレンジ色なのです。また、移動している状態で認識しやすい点でも選ばれています。外の明るさを網膜に残しながら、トンネル内のオレンジ灯に自然に移向する、そして、明るすぎず暗すぎないオレンジ灯に慣れてても、外に出た時の色合いのギャップが少ないため、
運転手は目を細めることがありません。たかが、オレンジ。されどオレンジ。今日もトンネルで活躍しています。
 


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